千葉市とJFAは、地域交流の活性化やスポーツを通じた健康増進を図るために協力することで合意しました。

千葉市と日本サッカー協会(JFA)が26日、地域交流の促進やスポーツを通じた連携を目指す協定を締結しました。この協定は、幕張新都心にある「高円宮記念JFA夢フィールド」を中心に、地域住民の健康増進やスポーツ指導者の育成などを推進することを目的としています。

連携内容はスポーツ振興、健康づくり、将来のリーダーシップ育成や学習機会の提供など、6つの項目で構成されています。具体的には、幕張新都心で働く人々を対象にしたウォーキングフットボールの交流会を開催して健康づくりを促進したり、夢フィールドの一部をスケートボード初心者向けの練習場所として整備したりする計画です。

また、公立中学校の休日の部活動指導を民間団体に移行する「地域移行」にも支援を行います。JFAは、部活動指導者に対して指導方法やノウハウを伝授するプログラムを、来年度からスタートさせる予定です。

神谷俊一市長は「千葉市の魅力と活気をサッカーを通じて社会に貢献したい」との期待を述べ、JFAの田嶋幸三会長も「選手たちは地域の人々との交流を望んでおり、意義のある取り組みを展開していきたい」とコメントしました。

締結式では、日本代表の森保一監督がビデオメッセージで登場し、「千葉市はスポーツ発展の中心地であり、夢フィールドでは地元の声援が励みになっている。多くの市民がサッカーやスポーツを楽しめるよう、日本代表の活動を通じて広めていきたい」と強調しました。