沖縄大学、ヘルスリテラシー入門講義で「健康に関わる環境づくり」に注力

昨年から始まった取り組みでは、学生がエレベーターの利用を控えることで健康を促進する標語や、階段の利用時に消費されるカロリーを表示した標語などが、学内に掲示されていることが紹介されました。これらのメッセージは、学生が健康維持を促進するために主体的に制作したものであり、学内全体で共感を呼ぶ取り組みとなっています。

新しい学年度が始まり、今回の講義では、これまでに学んだヘルスリテラシーをさらに高め、それを他者のために活かすことを目指しています。具体的には、運動、栄養、睡眠、依存症に関する最新の理論を学び、それを沖縄大学の健康に関わる環境づくりに活用していく計画が進められています。

今回の講義では、学生たちはグループに分かれ、学内の16箇所でどのような健康促進のメッセージが効果的かを検討しました。特に、沖縄の課題である肥満率の高さに焦点を当て、食生活の見直しを促すキャッチフレーズや教職員へのメッセージも考案されました。

これらのアイデアの中には、独創的でセンスの良いキャッチフレーズも多く見受けられ、2月中旬までに学内に掲示される予定です。沖縄大学では、学生が積極的に参加し、地域の健康づくりに貢献する一環として、新たな展開が進められています。