優れた従業員の健康づくりを実践した産業廃棄物処理会社がアワードを受賞

「いわて健康経営アワード」の表彰式が盛岡市で行われ、優れた健康づくりの取り組みを実施した企業が褒められました。このアワードは、毎年、県などで組織される実行委員会により、従業員の健康づくりにおいて優れた取り組みを行った事業所を表彰するものであり、今年度は28の事業所が応募したとのことです。

優れた取り組みが行われた企業の中で、最も優れていたとされたのが一関市に本社を置く産業廃棄物処理会社「ニッコー・ファインメック」で、彼らには最優秀賞である「岩手県知事賞」が授与されました。この企業では、従業員の食習慣の改善を促進するために、減塩弁当の購入代金を補助するなどの施策が評価されました。さらに、婦人科などの健康診断費用の補助やオリジナルの健康管理シートの導入なども実施し、従業員の健康状態の可視化に寄与しました。

また、優秀な成績を収めた4つの事業所には優秀賞が授与されました。これらの企業は、月ごとに設定された歩数目標を達成した従業員に手当を支給するなど、さまざまな健康づくりの取り組みを積極的に行っています。

受賞企業の一つである「ニッコー・ファインメック」の小野寺真澄代表取締役は受賞について、「目標にしてきた賞なので受賞できてうれしいです。今後は従業員の心の健康を図る取り組みも進めていきたい」とコメントしています。企業の取り組みが従業員の健康づくりに寄与することは、生産性向上や働きやすい環境の提供にも繋がり、地域社会全体に良い影響をもたらすことが期待されます。